タンパク質不足?

最近栗原クリニック東京・日本橋の、栗原毅先生によく指摘されるようになったのは、アルブミン不足です。

 

2017下期のアルブミン

 

血液中のアミノ酸は、そのほとんどが肝臓で作られます。アルブミンとグロブリンというアミノ酸があり、アルブミン/グロブリンは1.3〜2.0の割合で血清中に存在します。アルブミンの基準値は3.8〜5.3(g/dL)ですが、これを下回ると栄養不足や肝機能の低下が疑われます。

 

栗原先生からは、筋肉量を維持・増強するためにはアルブミンを4.2(g/dL)以上にするようアドバイスを受けているのですが、これがなかなか達成できません。野菜と肉中心の食事に切り替え、プロテインなどのサプリメントでタンパク質を補充しているのですが、まだまだ血中のタンパク質が不足している状態です。これでは、筋トレによって破壊された筋肉を補修したり肥大させたりすることができません。逆に、不足するタンパク質を補うために筋肉そのものを異化分解してしまう、カタボリックといわれる状態に陥ってしまいます。

 

筋トレを継続している割には筋肉が思うように肥大してこないのは、やはりこのタンパク質不足が一因だと考えられます。

タンパク質不足を補うために

運動をしている成人男性に必要なたんぱく質は、体重1kgあたり1.2〜2.0gと言われています。つまり体重が70kgだったら1日に84〜140gのタンパク質を摂らなければならない、ということですね。

 

では単純に1回の食事でタンパク質をたくさん摂ればよいのかというと、そういうわけではありません。なぜなら人間が一回の食事で摂ることができるタンパク質は、およそ30gと言われているからです。それ以上食べても、吸収できません。

 

これまで私は夜に肉中心の食事をし、筋トレ直後のゴールデンタイム(運動後、タンパク質の吸収率が上がるとされる時間)にプロテインを飲んできましたが、アルブミン不足を補うために朝もプロテインを飲み、BCAA等のサプリメントの摂取量をできるだけ増やすことにしました。

 

これで血中アルブミンが4.2(g/dL)を超え、筋肉肥大が起こるかどうか見ていきたいと思います。

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