アームカールにはWシャフト(EZバー)が最適

ダンベル用のシャフトをシャフトジョイントで繋ぐと、バーベルとして使えます。

 

シャフトジョイントで繋げたダンベルシャフトにプレートを装着

 

ただし、355mmのダンベルシャフトを150mmのジョイントで繋ぐと、シャフトの全長は775mmしかないので、ベンチプレスなどはできません。長さが足りないんですね。410mmのシャフトを繋げても全長は870mmですから、まだ足りません。なので、アームカールやアップライトロウのように、腕の幅が狭い種目に使おうとしたのですが、実際にやってみると手首が痛くなる・・・

 

私は元々関節が固い方なので、まっすぐなシャフト(ストレートシャフト)でアームカールやアップライトロウなどをやろうとすると、手首が痛くなってしまいます。そこで、Wシャフト(EZバー)を購入してみました。

 


 

私がこのWシャフトを選んだ理由は、

  • 安価
  • 28mm径のスクリュータイプ
  • スクリューカラーが付属
  • スリープ長が21cmと長い

 

重さは6kgです。しょっちゅう売り切れるので、販売ページで在庫状況を確認してください。

Wシャフト(EZバー)の種類

Wシャフト(EZバー)にもいろいろな種類がありますが、主にシャフト形状、スリープ径、スリープ形状によって分けられます。

 

シャフト形状

シャフトの形状にもいろいろあるのですが、大別すると曲がりが大きいものと小さいものとに分けられます。シャフトの曲がりが大きいものをEZバー、シャフトの曲がりが小さいものをWシャフトと区別することもありますが、厳密に区別しないこともあります。

 

EZバー

 

Wシャフト

 

スリープ径

スリープとは、シャフトの両端にあるプレートを取り付けるところです。スリープと手で握る場所とを分けているリングを首輪といい、左右の首輪と首輪の間を首輪間隔といいます。

 

Wシャフト EZバー

 

スリープ部分の太さ、つまりスリープ径には50mmと28mmの2種類があります。50mmの方は、オリンピックのウェイトリフティングに使われるので「オリンピックシャフト」と呼ばれています。高重量の扱いを想定していますから、強度が高いだけでなく、バーベルをスムーズに持ち上げられるようにスリープ部分が回転するようになっています。その分、価格が高くなってしまいます。一方、28mmの方はスリープはバーのただの延長なので、値段も安く一般に良く使われています。(30mm径のスリープも例外的にあります。)

 

50mm径(オリンピックシャフト)

Ivankoライトcommercial-dutyオリンピックez-curlバー( obz-30b )

 

28mm径(レギュラーシャフト)

IROTEC (アイロテック) レギュラーWバー 上腕二頭筋 腕力 筋力増強

 

スリープ形状

スリープの形状にも、ストレートタイプとスクリュータイプの2種類があります。ストレートタイプというのはスリープがただの筒状になっているもので、スクリュータイプというのはスリープにネジが切ってあるものです。

 

ストレートタイプ

ストレートタイプ スリープ

 

スクリュータイプ

スクリュータイプ スリープ

 

シャフトに取り付けるプレートが外れないようにする留め具のことをカラーと言いますが、このカラーにもいろいろな種類があります。

 

カラー

スクリューカラー

スクリューカラー

 

ねじ込みするタイプです。スクリュータイプのスリープにしか使えません。ねじ込むのに時間がかかりますが、簡単には外れませんから安心感があります。

 

スプリングカラー

スプリングカラー

 

ダンベルクリップとも言います。スクリュータイプのスリープにもストレートタイプのスリープにも使えます。スクリューカラーのようにねじ込む必要がありませんから、一気に止めることができ時間短縮にはなりますが、スクリューカラーに比べればプレートを止める力は弱くなります。

 

T型カラー/レンチカラー

ネジ式カラーとも言われますが、スクリューカラーと間違えることがあるので、その形状からT型カラーやレンチカラーと呼びます。ストレートタイプのスリープにしか使えません。リングをスリープに押し込み、リングに取り付けられたネジやレンチで横から締め付けることでカラーを固定します。作りの良いT型カラー/レンチカラーならプレートをしっかり止められますが、作りの悪い場合は外れ易いだけでなく、スリープを傷つけてしまいます。

 

T型カラー

 

レンチカラー

レンチカラー

 

プラスチックカラー

プラスチックカラー

 

ABS等のプラスチックでできたカラーです。ノブを動かすことによってプラスチックの輪が締まり、内側に巻かれたゴムがシャフトに密着して固定されます。ストレートタイプにもスクリュータイプにも使うことができ、取り付けや取り外しも非常に簡単です。

 

多くのWシャフト(EZバー)は、ここに挙げたシャフト形状、スリープ径、スリープ形状以外の仕様はほとんど同じです。例えば、シャフトの長さはほとんど120cm、スリープは20cm弱で首輪間隔は80cm程度です。シャフトの握る場所は、ほとんどローレット加工が施されています。ローレット加工とは、滑り止めのために金属に施される凹凸状の加工のことで、ナーリング加工とも言われます。加工方法によって凹凸の深さに若干の違いがあります。

 

ローレット加工

 

Wシャフト(EZバー)を自宅で使うのなら、シャフト形状はWシャフト、スリープ径は28mm、スリープ形状はスクリュータイプにしておくのが無難です。シャフト形状は好みが分かれるところですが、私は汎用性の高いWシャフトをオススメします。EZバーは角度が付き過ぎているので、逆にやりづらい種目があるからです。

 

スリープ径は、よほどの高重量を扱わないのであればオリンピックシャフトにする必要はありません。安価な28mmの方で十分です。スリープ形状は、第一に安全性を考えてスクリュータイプを選んでください。激しい動きやシャフトが傾いたりする動きをするときは、安全性を上げるためにスクリューカラーを使い、プレートが外れる可能性が少ない動きのときは効率を考えてスプリングカラー(ダンベルクリップ)を使う、といった工夫ができます。

Wシャフト(EZバー)の重さ

Wシャフト(EZバー)については、シャフトの重さが何キロくらいなのか、というお問い合わせを良くいただくので、ネットで売られているWシャフト(EZバー)の重量を一覧にしてみました。

 

Wシャフト/EZバーの重量比較

 

シャフト全体の重さは5.5kgから29.5kgとかなりの幅がありますが、6kg前後のものが多いようです。ただし、形状(WシャフトかEZバーか)、クリープ径(28mmか50mmか)、クリープ形状(スクリュータイプかストレートタイプか)によって、使い勝手や使用可能なウェイトが異なりますので注意が必要です。

Wシャフト/EZバーの比較

ネットで販売されているWシャフト/EZバーを、耐荷重、シャフト(形状、長さ、径、重量)、首輪間(間隔、ローレット加工の有無)、スリープ(長さ、径、タイプ、付属のカラー)について価格順に並べてみました。

 

Wシャフト EZバー 比較

 

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シャフト形状 Wシャフト
スリープ径 28mm
スリープタイプ スクリュー

 

私が購入したWシャフトです。スリープ長が21cmと、他のWシャフトより長いのが購入の決め手でした。確かに作りは値段相応に雑ですが、使用上は全く問題ありません。1年近く使い倒していますが、耐久性も全く問題ありません。

 

耐荷重(kg) 不明
シャフト全長(cm) 120
シャフト径(mm) 28
シャフト重量(kg) 6
首輪間隔(cm) 76
ローレット加工
スリープ長さ(cm) 21
スリープタイプ スクリュー
付属カラー スクリュー

 

良い口コミ
  • 自宅トレーニングには最適の長さ。
悪い口コミ
  • プレートの取り外しがスクリュータイプのため少し面倒。
  • 首輪が傾いているためプレートをスクリューカラーで締めこんでも緩み易い。

 

だだし、このWシャフトはしょっちゅう売り切れているので、在庫がなかったらこちらのWシャフトも見てみてください。

 

マーシャルワールド

 

マーシャルワールド ダブルバー・スクリュー式(カラー付) WB

 

シャフト形状 Wシャフト
スリープ径 28mm
スリープタイプ スクリュー

 

数千円の価格帯で、耐荷重をきっちり表記しているWシャフトは珍しい。しかも、その耐荷重が200kgもありますから、普通の使い方をしている限り問題ないレベルです。ただし、良し悪し両極端の口コミが並んでいることから個体差が大きい、つまり当たり外れのあるWシャフトの可能性があるので注意が必要です。

 

耐荷重(kg) 200
シャフト全長(cm) 120
シャフト径(mm) 28
シャフト重量(kg) 6
首輪間隔(cm) 不明
ローレット加工
スリープ長さ(cm) 不明
付属カラー スクリュー

 

良い口コミ
  • グリップの滑り止め加工が綺麗。
  • 傷やハゲもない。

 

悪い口コミ
  • メッキが剥がれる。
  • バリがあり手に刺さる。
  • 商品到着が遅い。
  • スクリューが緩みやすい。

通販でWシャフトを買っちゃいました

Wシャフトは、紙製の長い筒に入って届きます。両端は適当に蓋されているだけなので、縦に持つとシャフトが突き抜けてきて危険です。

 

紙製の筒に入ったWシャフト

 

筒から取り出すと、両端にシャフトリング(カラー)が付いたシャフトがビニール袋に入っています。

 

筒から取り出したWシャフト

 

ビニール袋を外すと、文字通りW型にうねったシャフトが出てきます。

 

Wシャフト

 

355mmのダンベルシャフトを150mmのジョイントで繋いだものと比べると、随分長いのが良く分かります。ジョイントを使ったシャフトが長さ775mmに対して、Wシャフトは1200mmもあります。

 

Wシャフトとシャフトジョイントで繋いだダンベルシャフト

 

プレートを付けてみると、長さの差がもっと良く分かります。これなら、手幅を広げるベンチプレスなどにも使えそうです。

 

Wシャフトとシャフトジョイントで繋いだダンベルシャフト

 

200mm幅のグリップ部分は、滑りにくいようにローレット加工と呼ばれる凹凸が付けられています。

 

Wシャフトのローレット加工

 

このWシャフトの直径は、ダンベルシャフトと同じ28mmなので、ダンベル用のプレートをそのまま使うことができます。355mm長のダンベルシャフトは、プレート取付け部の長さが100mmしかないので、プレートを片方3枚までしか取り付けることができませんが、Wシャフトはプレート取付け部が210mmもあるので、プレートを片方に7枚まで取り付けることができます。

 

Wシャフトの最大重量

 

今、手元にあるプレートは、

  • 1.25kg×6枚
  • 2.5kg×6枚
  • 5kg×8枚

です。
どの重量のプレートを何枚取り付けたら総重量がいくらになるのか、ダンベルと同じように一目で分かる一覧表を作ってみました。

 

Wシャフトの重量一覧表

 

目いっぱい取り付けた場合は、
5kg×8枚+2.5kg×6枚+6kg(シャフト重量)=61kg
になります。

 

最大重量のWシャフト

 

これは重い!なんとか動かすことはできますが、腰を痛めてしまいそうです。ラックがないと担げませんし、ベンチプレスも危険です。しかし、床から持ち上げるデッドリフトなどには、問題なく使えます。

 

また、Wシャフトはダンベルのように傾けて使うことがありませんので、クリップを使うとプレートの交換が簡単です。

 

Wシャフトとダンベルクリップ

Wシャフトの効果を実感できるトレーニング

しばらくWシャフトを使ってみて、ストレートシャフトより効果がある種目が分かってきました。

  • ベントアームプルオーバー
  • アームカール
  • スタンディングロー(アップライトロー)
  • フレンチプレス
  • ライイングトライセプスエクステンション

 

両手を肩幅程度の広さでバーを握り、両肘を屈伸させる種目ですね。手首の関節は回転しないので、少し外転(親指側に曲げること)させた方が肘の屈伸が楽になります。私の場合は、アームカール、アップライトロー、ライイングトライセプスエクステンションの筋肉への効き方が、劇的に変わりました。例えば、スタンディングロー(アップライトロー)では、Wシャフトを使うことによって初めて肩(三角筋)への効果を実感することができました。また、下動画で紹介されているWシャフトを使ったトレーニングは、肘に負担をかけずに上腕三頭筋にバッチリ効かせることができるので気に入っています。

 

ただし、ベンチプレスに使うにはバーの長さが若干足りません。プレートギリギリまで握りを広げるとちょうどいい幅になるのですが、バーを上下させると手首がプレートに当たってしまいます。また、高重量のベンチプレスやバーを担いで行うスクワットなどをやるには、やはりバーベルホルダーが必要です。床から担げるくらい軽い重量なら問題ありませんが、高重量のバーベルを床から肩に乗せるのは無理です。もちろん、床から持ち上げるデッドリフトでは、腕の幅も狭いのでWシャフトで十分対応できます。

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