シャフトは冷たい
ダンベルは買った。ベンチも買った。
ウェイトトレーニングをやっていて、次に欲しくなるのはグローブでしょう。
ウェイトトレーニング用ブローブの効果として、ネットで良く目にするのは次の3つです。
- 滑り止め
- マメ防止
- モチベーションアップ
ですが、私がグローブを買った一番の理由は違います。夏は、いいんですよね〜
でも、寒くなってくるとダンベルのシャフトが冷たい・・・
指先が出てないと困ることがあります
ただでさえ寒い冬。冷たい鉄のシャフトは、握る気になりません。かじかんだ手がますます冷やされて、握力が落ちてきます。
じゃあ部屋を暖めたらいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、そうすると今度は体が温まってきたときに暑くてたまりません。上半身や下半身は、ウォームアップで温まったら着ているものを脱いでいけばいいんですが、手の平はそうもいきませんよね?暑くなると手に汗をかいて、ダンベルが滑り非常に危険です。
そこで欲しくなるのがグローブ。冷たいシャフトに直接触れずに済んで、そこそこ滑らなきゃいいんじゃね?と思い、近所のスーパーで買ってきたのがこれ。
シャフトも冷たくないし滑らないし、なんといってもたった198円!完璧な代用品かと思いましたが、思わぬ落とし穴がありました。
私は、ウェイトトレーニングの記録をスマホに残しています。
前回のトレーニングで、どのような種目をやり何kgのダンベルを使い何回繰り返した(レップ数といいます)か。この記録を取っておかないと、次回何kgのダンベルから始めたらいいか、分からなくなってしまいます。
最初はノートに手書きで記録していたのですが、思った通りいいアプリがあるんですよね〜「Fitness Archive」と言います。詳しい使い方は別途解説するとして、とにかく1セットが終わるたびにスマホに重さと回数を記録していくわけです。
で、指先まで覆われたグローブですと、そのたびに外さないといけません。これ、マジ面倒です。
まず、ダンベルの重量をスマホに入力して、グローブはめて、1セットやって、グローブ外して、レップ数入力して、次の重量を入力して、またグローブはめて・・・
やってられません。
なので、値段の問題ではなく、このような指先が出ていない手袋はウェイトトレーニングには使えません。
ゴールドジムのグローブが気に入っている理由
次に私が買ったグローブは、こちら。
ゴールドジムの、「プロトレーニンググローブ G3402」です。大満足している理由は、次の5つ。
- シャフトが冷たくない
- 指先が開いている
- はめているのを忘れちゃうくらいのフィット感
- サイズを実際に確かめられる
- 外しやすいベロ付き
シャフトが冷たくない
手の甲側は、通気性を上げるためにメッシュ(スパンデックス)になっていますが、手の平側は、スウェード皮と人工皮革(アマーラ素材)で覆われているため、冷たいシャフトを握っても大丈夫。
まず、最大の懸案事項はクリアです。
指先が開いている
はめるとこんな感じで指先が出ているため、グローブをしたままスマホの操作ができます。
スーパーの手袋を、完全に凌駕しました。
はめているのを忘れちゃうくらいのフィット感
2か所のマジックテープで留めるのですが、もともと手を軽く握ったカーブ形状をしていることもあって、まるで素手でいるようなフィット感です。最初は少しキツい感じがしますが、そのうち、はめていることを忘れてしまいます。もう、手放せないですね。
サイズを実際に確かめられる
筋トレ用のグローブは、ネットでもたくさん売られていますが、サイズは実際にはめてみないと分かりません。洋服や靴も、同じですよね?そこで私は通勤途中にあるゴールドジムに寄って、実物をはめてみてから購入しました。
これが良かった。
Mサイズを買ったんですが、最初はめたときちょっときついかな、と思ったんですね。ところが、ゴールドジムの方から貴重なアドバイス。
このグローブは革製で、ある程度伸縮するから、
最初は少しキツいくらいの方がいいですよ〜
その通りでした。
外しやすいベロ付き
ゴールドジムのグローブには、このように各指先に小さなベロが付いています。
これが秀逸。トレーニングをやったら、手にも汗をかきます。そこにキッツキツのグローブをはめているわけです。グローブが外れないんですよね〜
でも、このベロがあるおかげで簡単に外すことができます。このあたりが、多くの会員の声を製品に反映することができるゴールドジムの強みでしょうね。グローブ選びに迷っていたら、これ買ってください。
文句なしです。
指先が出ていると困ることもあります
筋トレ中に記録を残すためにスマホをいじるには、指先が出ているグローブが必須なんですが、逆に指先が出ていると困ることもあります。それは指先をケガしているときです。
グローブに保護されている手の平などならいいのですが、グローブから出ている指先の皮膚が荒れたり切れたりしているときなど、そのままでは痛くてウェートを持ち上げることができません。かといって、手指を全部包むグローブを使っては、スマホが使えなくなってしまいます。
そういうときに使えるのが、これ。
指先には、幅が狭い非伸縮のテープがいいですね。ニチバンのテーピングテープですと、12番のC12F。幅が12mmの非伸縮テープが2巻入っています。。
これを指に巻き付ければ皮膚をしっかり保護してくれるので、たとえあかぎれで指がパクッと切れてしまっている場合でも、痛みなくウェートを扱うことができます。
グローブは消耗品?
2か月後
ゴールドジムのグローブを使い始めて2か月。もう、必須のグッズです。このグローブをはめると、やる気スイッチが入るようになりました。ただ、さすがに痛んできました。
人工皮革(アマーラ素材)のシャフトに触れる部分が少し剥がれています。まだ、使えないほどではありませんが、グローブはやっぱり消耗品。大事に使っていても、擦り減ってきます。
8か月後
使い始めて8か月後の状態がこちら。
右手人差し指のつけ根以外は、大きな痛みもありません。手の甲側は、全く問題ありません。マジックテープのところも大丈夫です。
剥がれた部分を拡大してみると、
使用開始から2か月後と比べるとだいぶ傷が広がってきていますが、下地の皮はそのままで穴が開くほどではありません。まだまだ、使えそうです。
21か月後
次の写真は、使用開始から21か月後のグローブです。
人差し指の付け根の剥がれも8か月後とあまり変わりませんし、それ以外にほとんど痛みはありません。
こちらは手の甲の写真ですが、全く痛みはありません。グローブは消耗品かと思っていましたが、2年近く経ってもまだまだ使えます。
28か月後
グローブを使い始めて約2年半が経ちました。
拡大してみると小指の付け根にも剥がれが出始めているのが分かりますが、実用上は滑ることもなく何も問題ありません。
右手に比べて左手は剥がれも少なく、痛みはほとんど見られません。
また、手の甲側は相変わらず全く痛みはありませんし、マジックテープも購入時と変わりありません。まだまだ行けます。
36か月後
ゴールドジムのグローブを使い始めからもう3年が経ちましたが、甲側はほとんど変わったようには見えません。
しかし、流石に手の平側は剥がれが進行していて、ちょっとくたびれた感じになってきています。
やはりシャフトと擦れる親指と人差し指の間と、小指の付け根の部分の剥がれが目立ちます。
親指と人差し指のところを拡大してみると、表面の剥がれは目立ちますがその下の革はまだ残っていて穴は開いていません。実際に使っていて困ることもありません。
小指側も同じで、表面が剥がれているだけなのでまだまだ使えます。
59か月後
このグローブを使い始めて、5年が経過しました。甲側を見ても、だいぶくたびれた感じにはなってきています。
指先部分を拡大してみると、表面の革が破れてきているのが分かります。
実際に手にはめてみると、人差し指と中指の第二関節に当たるところが一番酷く傷んでいて、もうすぐ穴が空きそうです。
マジックテープ部分はまだなんともないのですが、手のひら側の表面もかなり剥がれてきているのが分かります。
やはり、シャフトを強く握る親指と人差し指の間と小指の付け根部分が、一番削れています。
一番痛みの激しい親指と人差し指の付け根部分を拡大してみると、表面の革は穴が空いていて、その下の革もかなり削れてきているで、そろそろ貫通してしまうかもしれません。
5年も使いこんできたので、手にも馴染み愛着もあるのですが、いよいよ寿命かもしれませんね。
92か月後
ついに、このグローブを使い始めて7年8か月が経ちました。さすがに限界のようです。
表面が多少削れているくらいなら大丈夫なんですが、いよいよ右手の小指内側に穴が開いてしまいました。
それにしても、ほぼ8年間使えるなんて素晴らしい耐久性です。しかもこの程度の穴なら実際は気になりませんし、まだまだ使い続けることもできます。確かに他のグローブに比べると高価かもしれませんが、十分に元は取れていますね。
ということで、長らくお世話になったこのグローブともお別れをして、新しいグローブを購入しました。もちろん、同じゴールドジムの「プロトレーニンググローブ G3402」です。サイズはM。今はきつく感じますが、前のグローブと同じように革が徐々に伸びて手にフィットしてくるはずです。