ALT(GPT)<20

血液検査の数値で肝臓というとγ-GTPだと思っていましたが、私がいつも診てもらっている先生は・・・

 ALT(GPT)を20以下にするのを目標にしましょう。(栗原毅医師)

 

γ-GTPとは、肝臓や胆管に含まれるタンパク質を分解する酵素。細胞が壊れると、肝臓からは尿、それ以外からは血中に出て行きます。

 

アルコールが原因の肝臓障害で異常値が出やすいため、血液検査で注目されるんですね。

 

しかし私の場合はアルコール性の脂肪肝ではないので、注目すべきはγ-GTPではなくALT(GPT)が目安になります。

  • ALT:アラニントランスアミナーゼ、
  • GPT:グルタミン酸ピルビン酸転移酵素

 

ALT(GPT)とは肝細胞にある酵素で、アミノ酸代謝やエネルギー代謝で重要な働きをしています。肝臓に異常があり肝細胞が壊れると、その酵素が血中に漏れ出てきます。

 

以前の基準値は5〜45(IU/L)でしたが、2012年4月からは30(IU/L)以下になりました。しかし栗原先生が設定した目標は、基準値より厳しい20(IU/L)以下でした。

ALT(GPT)とAST(GOT)

ALT(GPT)と同じような働きをする酵素に、AST(GOT)があります。ALT(GPT)はほとんどが肝臓にありますが、AST(GOT)は肝臓だけでなく心臓や骨格筋にもあります。またALT(GPT)は食べ過ぎで上昇し、AST(GOT)は飲み過ぎで上昇すると言われています。

 

このような違いから、ALT(GPT)とAST(GOT)を比べることで次のようなことが分かります。

 

ALT(GPT)とAST(GOT)

ALT(GPT)を下げると

食事管理と運動を始めて、私のALT(GPT)は確実に下がり始めました。

 

ALT(GPT)

 

2016年中に目標の20(UI/L)以下にはできませんでしたが、ALT(GPT)の減少に連れて他の数値も軒並み良くなっていきました。まず肝臓を代表する数値であるγ-GTP。

 

ALT(GPT)とγ-GTP

 

基準値の50(U/L)をはるかに下回っています。

 

次に、血液をドロドロにしてしまう中性脂肪。

 

ALT(GPT)と中性脂肪

 

基準値の150mg/dLまであと一息です。

 

続いて、糖尿病に繋がる血糖値を表すHbA1c(NGSP)。

 

HbA1c(NGSP)

 

一時、糖尿病型と診断される6.5%を超えてしまいましたが、正常値の5.6%以下まであと少しのところまで下がりました。

 

もう一つは、腎臓にかかわる尿酸値。

 

尿酸値

 

実は私は随分昔から尿酸値が高く、いつ痛風になってもおかしくない状態でした。そのためプリン体が多い甲殻類を減らしたり、ビールを飲まないようにしたり、毎日お茶をペットボトル3本以上飲むようにしたりして、尿酸値を下げる努力をしてきたのですがなかなかうまくいきませんでした。

 

それがALT(GPT)を下げた途端、正常値の7.0(mg/dL)以下になってしまいました。これには正直驚きましたね〜

 

ALT(GPT)が下がるに連れて、ほとんどの数値が良くなってきています。私にとっては、ALT(GPT)は最適の指標ですね。

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