ALT(GPT)は目標値あたりで安定している
肝機能改善のため、栗原クリニック東京・日本橋に通院しています。そこの栗原毅先生から示された目標は、ALT(GPT)を20(IU/L)以下にすることです。
ALT(GPT)とは、アミノ酸代謝やエネルギー代謝で重要な働きをする肝臓にある酵素。ALT(GPT)が数値が高いということは、肝臓に障害がありALT(GPT)が血中に漏れ出ていることを示します。肝臓に貯まった脂肪を落として肝機能を改善できれば、このALT(GPT)の数値を下げることができます。
ときどき高い値を示すこともありますが、ALT(GPT)はほぼ目標値の20(IU/L)あたりで安定しており、肝機能が改善してきているのが分かります。
ALT(GPT)と他の数値との相関性
γ-GTP
ALT(GPT)とγ-GTPはほぼ同じように動いてきていて、相関性が非常に高いことが分かります。ALT(GPT)が低い値で安定してきていますから、γ-GTPも基準値未満で安定しています。
中性脂肪
ALT(GPT)と中性脂肪も同じような動きをしますが、ALT(GPT)よりも中性脂肪の方が振れが大きくなっています。中性脂肪はこれまでもときどき基準値の150(mg/dL)を越えることがありましたが、2020年上半期にも高い値が出ています。栗原先生によると、それほど心配する必要はないとのことですが、注意が必要です。
HbA1c
HbA1cも振れが大きい数値ですが、ALT(GPT)とは高い相関性が見られます。ALT(GPT)を少し下げるとHbA1cを大きく下げることができるようですが、逆にALT(GPT)がわずかでも上がるとHbA1cは大きく上昇してしまうようです。
尿酸値
ALT(GPT)と尿酸値には、あまり相関が見られません。ALT(GPT)を下げていっても、尿酸値は無関係に上下するようです。ただし2020年上半期は、尿酸値も基準値以下を保つことができています。
AST(GOT)
ALT(GPT)とAST(GOT)も高い相関性が見られます。筋トレと食事制限によるダイエットでALT(GPT)が下がるにつれALT(GPT)も下がり、基準値未満で安定しています。
インスリン精密測定
インスリン精密測定もALT(GPT)と高い相関性を示していた数値でしたが、次第にズレが生じるようになり、最近ではALT(GPT)は低い値を保っているにも関わらず、インスリン精密測定の値が大きく上限しながらも上昇傾向にあるように見えます。