素人判断はやめましょう
- バナナダイエット
- トマトダイエット
- 豆乳ダイエット
世の中には、次から次へと新しいダイエット法が出てきます。どれが効果があり、どれが効果がないのか、正直もう分からなくなってきますよね。
ある人がそれで痩せたと言っていると効果があるような気もしますが、果たしてそれは自分に効果があるのか、自分が続けられるのか、健康を害することはないのか、確信を持つことができません。
トマトしか食べないようなダイエットは流石に体に良いとは思えませんが、じゃあ今話題の糖質制限ダイエットは?韓国で大流行りの高脂質ダイエットは?私には判断できません。なぜなら私は管理栄養士でも医者でもありませんから。
ダイエットは素人なので、どの方法が正しいのか科学的に説明できません。同じように素人が言い出したダイエット法を、にわかに信じることもできません。
私は会社の健康診断で要経過観察となり、消化器内科の専門病院に定期的に通っています。そこで医者から食事管理について3つのアドバイスを受けました。
- 炭水化物・糖質をできるだけ控える
- 野菜・きのこ・海藻などから食べる
- お腹が空いたら、高カカオ含量のチョコを食べる
(栗原毅医師)
それぞれの科学的根拠については、ここで説明するまでもなくネットにたくさん書かれています。私は、先生が血液検査等を通じて直接アドバイスしてくれたこの3点に、
- 夜10時以降は食べない
という、自分で立てた目標を加えた4点を、ひたすら守っていきました。
炭水化物・糖質をできるだけ控える
4つの目標のうち、これが一番辛いかもしれませんね。
炭水化物や糖質の多い食べ物としては、
- ご飯
- 麺類
- 揚げ物
- 果物
- お菓子
などがあります。
これを極力、食べないようにしました。仕事で接待などがあれば、やはりまったく食べないという訳にもいきません。なので”極力”です。特にラーメンは大好物で、ほとんど毎日のように食べていたためこれを我慢するのはかなり辛かったですね。
でも、半年も制限していると慣れてくるものです。今では、体重の変化を見つつ月に1回くらいは食べています。その代り肉は腹いっぱい食べます。
同時に野菜も山盛り食べますが、食べる量はまったく制限していません。でも大丈夫。きっちり体重は減っていきますから。
野菜・きのこ・海藻などから食べる
いきなり炭水化物や糖質から食べ始めると、血糖値が急上昇しインスリンが大量に分泌されます。
インスリンは使い切れなかった糖質を脂肪に替え体に蓄える働きがあるので、大量分泌されると太り易くなります。しかし炭水化物や糖質の少ない野菜・きのこ・海藻などから食べ始めると血糖値の上昇を穏やかにし、結果的にインスリンの分泌を抑えることができます。
栗原先生から勧められたのは、
まず、野菜等から食べ始めて、10分程度経ってから肉・魚・ご飯などの主食を食べてください。(栗原毅医師)
これは、食べるものを変えたり食べる量を減らすわけではないので、意識さえしていれば継続するのはそれほど難しくありません。是非、実践してみてください。
お腹が空いたら、カカオ含量の高いチョコを食べる
私はダイエットを始めてから、昼は野菜しか食べないようになりました。
でもこれ、夕方になるとお腹が空いてくるんですよね〜
残業なんかしていると、頭がフラフラしてくることもあります。そこで栗原毅先生に相談したところ・・・
そんなときは、高カカオ含量のチョコを食べればいいんですよ。(栗原毅医師)
ちょっと意外でしたね。チョコって甘いものの代名詞だし、太る食べ物の代表みたいに思っていましたから。でも実践してみたらびっくり。小腹も満足する上に、本当に体重が増えませんでした。
実はこれ、巷では結構知られていたことだったんですね(汗)。後で知りました。コンビニにも、高カカオ含量のチョコレートがたくさん売られていました。
カカオを習慣的に摂取すると、糖尿病の発症に関わるヘモグロビンA1c(HbA1c)の数値が下がったり、血圧低下や善玉コレステロールの増加にも効果があるらしいのです。詳しくは、こちらの本を参考にしてください。
私が通っている栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅先生が書いた本です。
夜10時以降は食べない
これはサラリーマンには、ちと難しい目標ですね。接待などがあったら一発でアウト。ただ、社内にはダイエットしていることを公言することで、なるべく10時までに食事を終わらせるようにしました。
あと大事なのは、家族の協力ですね。食事管理は継続すれば必ず効果がありますから、専門医と相談の上必ず実施しましょう。