おすすめのインクラインベンチ

海外出張先のホテルのジムには、たいていインクラインベンチが置いてあります。

 

ジムに置いてあるインクラインベンチ

 

家にはフラットベンチしかないので、出来ない種目があるんですね。

 

例えば、

  • インクライン・ダンベルベンチプレス
  • インクライン・ダンベルローイング
  • シーテッド・ショルダープレス
  • インクライン・ダンベルカール
  • ワンハンド・プリチャーカール

 

で、インクラインベンチをいろいろ調べていたのですが、ついに希望スペックを全て満たす製品が販売再開されたので、速攻、買っちゃいました。

 

インクラインベンチの希望スペック

インクラインベンチのインクライン(incline)とは勾配のことで、インクラインベンチは文字通り傾斜が付けられるベンチです。ただシートが傾けばいいのかと言うと、それだけでは困ります。実際に使ってみて分かるそれ以外のスペックがあります。

  1. シートが80°以上に立ち上がる
  2. デクラインできる
  3. 座面が傾く
  4. 座面の高さが50cm未満
  5. 脚幅が60cm以内
  6. シート角度の固定方法がネジ式ではない
  7. できれば組み立て済み
  8. できれば折りたたみ可能
  9. 耐荷重は150kg超

 

シートが80°以上に立ち上がる

これは主に、シーテッドショルダープレスのためです。シーテッドショルダープレスというのは、ベンチに座ってダンベルを両手で真上に持ち上げる、肩の三角筋を鍛える王道のトレーニングです。

 

シートが垂直まで立ち上がる必要はありませんが、80°未満ですと体が後ろに傾いてしまいます。そうすると、三角筋の中央部と後部に効かなくなってしまうので、やはり80°以上は欲しいですね。

 

デクラインできる

デクライン(decline)とは、インクライン(incline)の反対で、頭が下になるような傾斜のこと。主に、大胸筋下部に効かせる、

  • デクライン・ダンベルプレス
  • デクライン・ダンベルフライ

に使います。

 

今のところ、どうしてもやりたい種目という訳ではないのですが、いずれ必要になったときに、もう一台ベンチを買うつもりは毛頭ないので、デクラインも可能なベンチにしておきたい。さらに、腹回りの脂肪がなかなか落ちないので、腹筋を鍛えるためにデクラインベンチを使いたいと考えています。

 

座面が傾く

これまで海外のホテルでも、座面が傾かないインクラインベンチを何度か使ったことがあります。が、使い難い。特に、インクライン・ベンチプレスで高重量を挙げるとき、お尻が滑るともの凄く怖いです。座面がフラットだとお尻が動かないよう両足で踏ん張る必要があり、余計なところに力が入ってしまいます。座面が傾いてくれるとお尻が滑りませんから、必要以上に足で踏んばることもありませんし、集中して追い込むことができます。これ、かなり重要なスペックですね。

 

インクラインベンチを購入してから、肩の三角筋後部を鍛えるのにインクライン・リアレイズをよくやるようになりました。傾けたシートに腹ばいになって、両手でダンベルを引き上げる方法もありますが、私が気に入ってるのは、シートに横向きに寝て片手ずつダンベルを引き上げるやり方です。

 

この時、座面が傾いていてくれると非常にやり易い。体がずり下がるのを足で踏ん張る必要がなくなるため、下半身に余分な力が入らなくなり肩のトレーニングに集中できます。

 

座面の高さが50cm未満

これも非常に大事なスペックです。身長や足の長さ、あるいは座面の形状によっても条件は変わりますが、シートに仰向けに寝たとき座面の高さが50cmを超えると両足を床にベタッとつくことができなくなります。そうすると足をしっかり踏ん張ることができませんから、トレーニング中に体を安定しません。特に、プレスやフライをやる場合、両足が床に爪先立ち状態では体がグラグラして非常に怖い思いをします。

 

欧米製のインクラインベンチは日本人の寸法に合っていないことも多いので、座面の高さは必ずチェックする必要があります。床に足がしっかり届かなければ足元に踏み台を置く、という方法もないわけではありませんが、やはり両足でしっかり踏ん張れる座面高であるに越したことはありません。

 

脚幅が60cm以内

これは、我が家特有のスペックです。ベンチを入れるスペースが幅60cmしかないので、折りたためたとしても、脚の幅がそれ以上だと片づけられないからです。

 

シート角度の固定方法がネジ式ではない

シートの角度固定方法にもいろいろありますが、大別すると次の4つになります。

  • ラダー式
  • プランジャ式
  • ピン式
  • ネジ式

 

ラダー式

ラダー式は、はしご状の溝やフックにシートの支柱を引っかけて、シート角度を変える方法です。ワンタッチで好きな角度に変えられるため非常に楽です。支柱を固定せずに引っ掛けているだけなので外れてしまう危険性もゼロではありませんが、私はラダー式のインクラインベンチを3年以上使い続けていて支柱が外れたことはありませんし、よほど乱暴な使い方をしない限り支柱が外れるような構造になっていません。

 

インクラインベンチ ラダー式

 

プランジャ式

プランジャとは、内蔵されたスプリングを使って先端のピンやボールを出し入れできる部品のことで、稼働部分の位置決めや固定に使われます。インクラインベンチのシート角度固定に良く使われるのは、ノブが付いたインデックスプランジャと呼ばれているものです。

 

インデックスプランジャ

 

インデックスプランジャは、操作ノブを引っ張ることよってピンが引っ込み、稼働部分を動かすことができるようになります。そのため、「プル式ロックピン」や「スプリングノブ」などど表現されていることもあります。

 

インデックスプランジャ

 

操作ノブから手を離すと、内蔵スプリングの力でピンが元の位置に戻ります。多くのインデックスプランジャでは、さらに操作ノブを回して締め付けることによって、よりしっかりとピンを固定することができる構造になっています。ここがネジ式と違うところで、ネジ式はネジを締めないと固定できませんが、プランジャ式はネジを締めなくても位置は固定されます。

 

インデックスプランジャ

 

プランジャ式のいいところは、ピン式のようにシート部の穴と脚部の穴との位置合わせをしなくても済むところです。通常、ガイドに沿ってスライドする部分にインデックスプランジャが付いているので、ノブをいったん引っ張りピンを引っ込めた状態でスライドを開始すると、ノブを引っ張り続けた状態でなければ、穴とピンの位置が合ったところでスプリングがピンを勝手に刺しこんでくれます。そのままでもスプリングで押さえつけられているためピンが抜けることはありませんが、穴とピンとの径のギャップでぐらつくことを防ぐため、操作ノブを回して締め付けることでよりしっかりと固定するわけです。

 

ピン式

ピン式は、シート部分の穴と脚部の穴との位置を合わせ、そこに金属製のピンを刺しこむことでシートの角度を固定する方法です。通常は、ピンが抜け落ちるのを防止するために、単純なストレートピンではなく、ピンの先端にポールやボールが付いているロックピンを使います。前者をポールロックピン、後者をボールロックピンといいます。

 

ボールロックピン リングタイプ

 

これはピン先端の左右にボールが付いたボールロックピンで、一番シンプルなリングタイプと呼ばれるものです。

 

ボールロックピン リテーナタイプ

 

これはリテーナタイプと呼ばれる、ノブの付いた抜き差しするだけのボールロックピンで、先端の左右に付いたボールは内蔵スプリングによって外に張り出すようになっています。いったん穴に差し込むと張り出したボールによって、簡単にはピンが抜けなくなります。

 

ボールロックピン

 

ピン式にはリテーナタイプ以外にも、操作ノブに付いたボタンによって先端のボールをロックしたり解除したりできるタイプもあります。ピン式は、ピンを差し込むのはワンタッチなんですが、その前にシート部の穴と脚部の穴との位置合わせを自分でしなければならないところが欠点。できれば、ラダー式かプランジャ式がお勧めです。

 

ネジ式

ネジ式は、ピン式と同じようにまずシート部の穴と脚部の穴の位置を合わせて、さらにネジを回して差し込まなければならないので手間がかかります。特に、筋トレ中の疲れた手でシート角度を変えるたびにネジを回すのは大変です。インクラインベンチでは、ワンタッチでシート角度を変えられる、ネジ式以外の方式がいいですね。

 

できれば組み立て済み

ベンチの口コミで一番の苦情は、組み立てに関するものです。図面が分かり難いとか、工具が足りないとか、ネジが入らないとか、ちゃんと締め付けられないとか。できればそんな思いをしたくありませんよね?なので、必須ではありませんが、組み立て済みのベンチを選びたいところです。

 

できれば折り畳み可能

筋トレ専用ルームを持っていて、インクラインベンチは出しっぱなしでも構わない方はいいのですが、トレーニングしていないときはベンチを片づけなければならない人は、できれば折り畳み可能なベンチを選ぶと便利です。もちろん、できるだけ軽量で移動用のキャスター等が付いていれば更に片づけるのが楽になりますが、あまり軽量になるとベンチが安定せずかえって使いづらくなりますし、キャスターがあることによってベンチがグラついたり滑ったりしても困ります。

 

ベンチを片づけようと考えている場合は、男性でしたら持ち上げ可能な総重量が20kg以下を一つの目安とすればいいでしょう。女性でしたら、総重量よりも移動用のキャスターの有無をチェックする方が良いと思います。

 

耐荷重は150kg超

これは必須です。どれほど機能が優れたベンチであっても、壊れてしまっては何の意味もありません。むしろ大怪我につながる可能性が高いので、耐荷重は絶対に譲れないスペックです。私の場合は、自分の体重が70kg弱で、今持っているダンベルの最大重量が一つ40kg程度ですから、70+40x2=150となり、最低でも耐荷重が150kgはないと使えません。

 

もちろん、より高重量のバーベルトレーニングに使うのであれば、それに見合った耐荷重のベンチを選ぶ必要があります。

インクラインベンチ比較

インクラインベンチ 比較

 

黄色に塗った部分が、私の希望スペックを満たしていないところです。この中から一押しのインクランベンチをご紹介しましょう。

 

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Body Solid(ボディソリッド) GFI-21

 

実は、STEELFLEX(スチールフレックス)のGFID135が在庫切れのとき、こちらを買おうと思っていました。が、価格が少し下がったのに合わせ、いつのまにか耐荷重が450kgから240kgに下方修正されており、デクラインできないことと折り畳みできないことを考えると、今となっては買わなくてよかったかなと思っています。

 

背面シートはプランジャ式で、デクラインはできませんが、0°、26°、38°、47°、55°、61°、70°、75°、83°の9段階に角度調整できます。座面はピン式ではありますが、0°、15°、25°、35°の4段階に角度調整可能。脚幅は53cmと、このクラスにしては狭めです。座面高は43cmなので、両足を床に付けて踏ん張れる十分な低さになっています。

 

組み立て済みが3,000円ほど高く販売されていますので、こちらは自分で組み立てなければならないタイプだと思います。折り畳みはできず総重量は26kgありますが、キャスター付きなので移動は楽です。

 

耐荷重は、以前450kgを謳っていたのですが、今はフラットで240kg、インクランで180kgに変更されています。それでも240kgあれば、体重70kgで170kgまでのウェイトを扱えますから十分でしょう。

良い口コミ
  • 非常に頑丈で安定感がある。
  • シート角度の変更が簡単。
  • 十分に両足を踏ん張ることができる座面の高さ。
  • 背面シートをほぼ垂直に立ち上げられる。

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

私が選んだインクランベンチは、スチールフレックス(STEELFLEX)のGFID135。希望スペックは全て満たしています。唯一の欠点がすぐに在庫切れになってしまうことです。入荷情報を見て、速攻で注文しました。

 

背面シートは7段階に角度調節でき、最大86°まで立ち上げることができます。ラダー式なので、角度調節はほんとにワンタッチ。1秒かかりません。-30°のデクラインにもなります。

 

座面も3段階に角度調整できます。実際に使っていて不便を感じることはほとんどありませんが、ピン式で角度固定するところが欠点といえば欠点。脚の幅は45cmと狭め。座面高は47cmなので、両足を床にベタッと付けて踏ん張ることができます。

 

シートはかなり幅が狭く、背面シートは18〜23cm、座面は15〜23cmです。ここは好みが分かれるかもしれません。左右の安定性が悪いと感じる方もいるでしょう。私はダンベルプレスやシーテッドローイングなどで手足の邪魔にならないため気に入ってます。

 

キャスターは付いていませんが、折りたたむことができ総重量も19kgなので、持ち上げて片づけることができます。

 

耐荷重は250kg。体重70kgであれば180kgのウェイトまで扱えるため、高重量のバーベルにも対応できます。ただし、脚部がシートの前後にかなりはみ出しているため、ベンチの安定性は高くなっているのですが、パワーラックとの併用には向かないという側面はあります。

 

注文して5日で届きました。

 

段ボールに入ったスチールフレックス GFID135

 

組み立て済みで届きますから、箱はデカいですが,出したらすぐ使えます。

 

組み立て済みのスチールフレックス GFID135

 

Amazonのカスタマーレビューにあった、脚のゴムと梱包用の発泡スチロールがくっついている、という状態もまったくありませんでした。さらに、ベンチシートが保護ビニールの上からネジ止めされている、というクレームもAmazonレビューにあったのですが、今回はそれも改善されていました。

 

箱から出したスチールフレックス GFID135

 

備品は、これだけ。

 

スチールフレックス GFID135の備品

 

中身は、

  1. 組み立て図:3枚
  2. 六角レンチ:2本
  3. ピン:1本

 

スチールフレックス GFID135の備品

 

この組み立て図3枚と六角レンチ2本だけでベンチを組み立てるのは、相当苦労するでしょうね〜
やはり、組み立て済みは楽チン。唯一の組み立て作業は、このピンを差し込むだけ。

 

スチールフレックス GFID135のピン

 

あっという間に、完成です。

 

スチールフレックス GFID135完成図

 

バックシートの角度調整は、このようなラダー式になっているので超簡単。

 

スチールフレックス GFID135 バックシートの角度調整

 

座面の角度は3段階。

 

スチールフレックス GFID135 座面の角度調整

 

ピンを抜き差しして角度を変えるので、少し手間がかかります。

 

スチールフレックス GFID135 座面の角度調整

 

脚を折りたたむと、かなりコンパクトになります。重さも19kgしかないので、このまま持ち上げて片づけられます。

 

折り畳んだスチールフレックス GFID135

 

実際に座ってみると、全くガタツクことはありませんでした。これまでのフラットベンチと比べると、シートの幅がかなり狭いのですが、プレスやフライのとき肩甲骨を寄せやすくなりました。

 

いや〜いい買い物、しちゃいました♪

折りたたみインクラインベンチを片付けるときの小技

スチールフレックスは、折り畳んで片づけられるのが便利なんですが、折り畳んだとき実はシートが固定されるわけではないので、移動中に指を挟んでしまう恐れがあります。プラプラと動くシートは結構重たいので、実際に指を挟んだら大けがをしてしまうかもしれません。そこで活躍するのがこれ。

 

輪ゴム

 

両脚を折り畳めるフラットベンチでも活躍してくれた、輪ゴムです。普通の輪ゴムより大きく、直径が10cmくらいあります。ダイソーなら100円で売ってます。これを、3つ繋げます。

 

3つ繋げた輪ゴム

 

この繋げた輪ゴムを使って、プラプラするシートを固定します。

 

スチールフレックス GFID135を輪ゴムで固定

 

こうすることで、シートが動かなくなりますから、安全にベンチを移動することができます。

 

スチールフレックス GFID135を輪ゴムで固定

 

スチールフレックスは19kgと結構重たいですから、折り畳んで片づける場合は、是非安全対策してからにしましょう。

スチールフレックスを使い続けてみて

1年後

スチールフレックスGFID135を使い始めて1年以上経ちましたが、全く問題ありません。まず、一番痛みそうな背面角度を変えるラダー部分ですが、ガタつきが出ることもなく、塗装が剥げて錆びるようなこともなく、購入時とほぼ変わらない状態です。

 

インクラインベンチ ラダー式

 

次に、座面の角度を変えるピンの部分ですが、ここもピンが曲がったり穴が広がったりすることもなく、問題ありません。ネジもほとんど緩むことはなく、使用開始からほぼ1年後に一番動かす支柱の根元にあるネジを少し増し締めしたくらいです。

 

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

 

スチールフレックスGFID135は、前脚のところに足を引っかけるバーがあるのですが、ここに黒いラバーが巻かれていて、使っているうちに痛んでくるんじゃないかと思っていたのですが、ラバーが欠けることもなく全然大丈夫でした。

 

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

 

シートの背面は表皮がホッチキスで止められているのですが、ここも外れたり破れたりすることはありませんでした。

 

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

 

シートの表面ですが、背面に少し傷が入ってはいますが、これは自分がブロックダンベルをシートの上に置いてしまうのが原因で、普通に使っている限りほとんど傷も付かないでしょう。

 

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

 

もっとも体と擦れる座面も、擦り切れることもなくまったく問題ありません。

 

スチールフレックス(STEELFLEX) GFID135

 

全体がガタつくこともなく、使用上は購入時と一切変わらない、評判通りの良品です。

 

3年後

スチールフレックスGFID135

 

スチールフレックスを使い始めて3年ほどが経過しましたが、ほとんど痛みは見られません。上の写真で赤丸のところが一部シートに破れがありますが、これはインクラインベンチの耐久性に問題があったわけではなくて、私がブロックダンベルを振り上げるときにピンをひっかけて破いてしまったものです。

 

スチールフレックスGFID135

 

最も体との接触が多い座面を見ても、全く痛みはありません。シートの芯にヘタリもなく、表皮の削れ等も見られません。

 

スチールフレックスGFID135

 

シート背面の角度を変えるために頻繁に動かすラダー部分も、金属同士が接触するところで若干の塗料の剥がれがありますが、構造面では何ら問題ありません。

 

スチールフレックスGFID135

 

前脚にあるバーの黒いカバーも、頻繁に足で踏みつけたり引っ掛けたりしているのですが、ご覧のようにどこも傷んでいません。両端にあるプラスチックのキャップが、時々外れるくらいです。

 

スチールフレックスGFID135

 

インクラインベンチを折り畳むときに抜き差しする手前にあるリングの付いたピンは、若干錆びてきていますが使用上何の問題もありません。座面の角度を変える時に抜き差しする赤いノブの付いたインデックスプランジャは、傷も錆びも全く見られません。

 

各部分はこのように問題ありませんし、全体もガタつくこともなく、まだまだ使い続けられます。

今、一番注目しているインクラインベンチ

既に長いことスチールフレックスGFID135を使ってきていて、不満はほとんどないのですが、実は最近大注目しているインクラインベンチがあります。それが、このIronmasterのスーパーベンチPro。

 

 

なんと言っても、インクラインベンチでありながら、アタッチメントを付けることで懸垂できるチンニングスタンドにもなる、というところです。これは、私のように部屋のスペースに余裕がない人にとっては朗報。ベンチと懸垂台を両方置かなくてもよい、ということですからね。

 

座高の高さも日本人仕様で43.6cmと低く設計されており、移動用ホイールも付いて耐荷重も270kgと十分。インクラインの角度も11段階に調整できます。

 

インクラインで使うときに、座面となる小さな着脱式のシートを取り付けるのが特徴ですが、背面シートに対して座面が常に90度で固定されているので、かえって使い易いように思います。

 

これ、やっと生産が再開されて欲しいところなんですが、いかんせん、ベンチを2つも置くスペースが我が家にはない...

 

ちょっと値は張りますが、初めてインクラインベンチを購入しようとしている方はぜひ検討してみてください。きっと満足できると思いますよ。

 

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