ALT(GPT)は目標値に近づきつつ安定してきている
ALT(GPT)の基準値は308IU/L)ですが、肝機能改善のために通院している栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅医師から提示されている目標値は、20(IU/L)以下です。
2020年の下半期に基準値と同じ30(IU/L)が1度出てしまいましたが、2021年上半期は22、21、19という値で、目標に近づいてはいますが、まだ安定して20(IU/L)以下にはなりません。
ALT(GPT)と他の数値との相関性
γ-GTP
ALT(GPT)とγ-GTPは相変わらず相関性が高く、ALT(GPT)が安定したことによってγ-GTPも基準値以内で安定しています。
中性脂肪
ALT(GPT)と中性脂肪も良い相関性を示しますが、ALT(GPT)が少し上がると、中性脂肪が大きく悪化する傾向にあります。2020年下半期にALT(GPT)が高い値を示したこともあって、中性脂肪は基準値150(mg/dL)前後の高い値を継続しています。
HbA1c
HbA1cもALT(GPT)とは良い相関があるようなので、まだ基準値の5.6%を超えているHbA1cを下げるには、ALT(GPT)をもう一段下げる必要がありそうです。
尿酸値
ALT(GPT)と尿酸値には、あまり相関が見られません。尿酸値は、まだときどき基準値を超えてしまうことがありますが、別の要因によって、徐々に下がってきている傾向が見られます。
AST(GOT)
ALT(GPT)とAST(GOT)は、非常に良い相関性が見られます。そのため、2020年下半期にALT(GPT)とともに上昇したAST(GOT)は、2021年に入ってALT(GPT)と共に低下傾向にあります。
インスリン精密測定
インスリン精密測定は、ALT(GPT)と相関はありそうなのですが、ときどきALT(GPT)の値とは無関係に跳ね上がることがあります。2021年上期は、基準値以内で安定してきています。