着圧/加圧シャツ比較 第一弾
以前、アマゾンと楽天で売られている24種類の着圧/加圧シャツの比較を行いました。
ここで1枚当たりのシャツの価格と、引き締め効果の強さを決める最も高価なスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)とをグラフで比べてみました。
この結果、スパンデックス含量が最も高く、かつ最も安価な着圧/加圧シャツとしてAzalee(アザレー)製品をオススメしました。
それから約1年が経過し、新製品が販売されたり既存品の価格が改訂されたりしていますので、再び同じ基準で着圧/加圧シャツの比較をやってみたいと思います。
着圧/加圧シャツ比較 第二弾
1年前の着圧/加圧シャツの比較第一段から、40種類の新製品と2種類の価格改定を見つけました。新製品にはNewを付け、新価格は赤字にしてあります。随分、増えましたね。
前回同様、シャツ1枚当たりの価格とポリウレタン含量(スパンデックス含量)との関係をグラフにしてみました。赤印が新製品、新価格のシャツ。青線は近似曲線です。
やはりかなりのバラツキは見られますが、1年前の価格から大幅に値下げされたクラジウス(Cladius)とインフィールド(InField)が、価格の割にポリウレタン含量が断トツに高いことが分かります。
クラジウスは1年前にはLサイズしかなく、価格もシャツ1枚当たり2,480円だったのですが、現在はM、L、XLサイズが揃い、価格はなんと1枚当たり860円まで下がりました。インフィールドも1年前は1枚当たり同じ2,480円だったのですが、現在は1,230円とほぼ半額です。
この結果から最もお得なのはクラジウスに見えますが、実際はそうでもなさそうです。口コミによると実際に届いたシャツのタグでは、ナイロン90%/スパンデックス10%となっているそうです。もしこれが本当なら1枚当たりの価格が860円でポリウレタン含量が10%ですから、上のグラフにある青の近似曲線上に乗るまったく平均的なシャツになってしまいます。
インフィールドの方は、口コミに記載されている写真でも、私が実際購入したシャツのタグでも、ポリウレタン含量は25%です。外れがまったくないとは言い切れませんが、現時点で一番オススメできる着圧/加圧シャツですね。
クラジウスとインフィールドは価格改定ですから、それ以外の新製品の赤印を見るとやはりポリウレタン繊維(スパンデックス)の含量を下げて低価格にした製品が増えていることが分かります。着圧/加圧シャツの認知度も上がり製品数もこれだけ増えたため、価格競争が激化してきているようです。
実際にリアルビルドアーマーを着てみた感想
休日用に黒の着圧/加圧シャツも欲しいなと思っていたところ、スパンデックス含量21%のリアルビルドアーマーを見つけたので買ってみました。
色は黒の一択で、サイズもM(胸囲が80〜95cm)とL(胸囲が90〜105cm)しかありませんが、スパンデックスが21%含まれています。
- 色:黒のみ
- サイズ:M(胸囲:80-95cm)、L(胸囲:90-105cm)
- 組成:ナイロン=79%、スパンデックス=21%
在庫があれば、すぐに届きます。
シャツは、ビニール袋の中にカタログと一緒に折りたたまれています。
シャツは丸首で、胴がかなり長い形をしています。色は真っ黒なので、白系のワイシャツの下に着ると透けて見えます。
Azalee(アザレー)のシャツと同じMサイズで並べてみると、ほとんど大きさも形も同じことが分かります。
タグを見てみると、確かにスパンデックス含量が21%と書いてあります。予想通り、中国製でした。
実際に丸1日着続けて、Azalee(アザレー)やInField(インフィールド)の着圧/加圧シャツとの着心地を比べてみました。
- 肌触りが若干柔らかい。
- 締め付けの強さは少し弱い。(脱ぐのが楽)
- 全体的に締め付けてくる感じがする。(脇の下が痛くならない)
アザレーやインフィールドは、長時間着ていると胸部の横の締め付けが強くて脇の下が痛くなってくることがあるのですが、リアルビルドアーマーはそのような局所的な締め付けがないので着ていて楽でした。ただし強力な締め付けを期待している方には、物足りないかもしれません。
最新(2021年)の高スパンデックス含有着圧/加圧シャツ
着圧/加圧シャツの世代交代は早く、クラジウス(Cladius)とインフィールド(InField)だけでなく、アザレー(Azalee)なども既に販売されていません。そこで、2021年現在で売られている着圧/加圧シャツから、締め付け効果に直結するポリウレタン繊維(スパンデックス)含量が20%以上のものをいくつかご紹介します。
SUTOMO
スパンデックス含量:20%
Dream Party
スパンデックス含量:20%
NODC
スパンデックス含量:20%